TK、映画(碧朱)に出演するってよ。

銀幕デビュー

ブンブン、Hello Myanmar。こんにちは、TKです。

早速タイトルからネタバレですが、実は私、TKこと高田健太、俳優デビューすることが決まりました\(^o^)/

 

しかも、ミャンマーの映画ではなく、

日本の映画!

 

さらに、自主制作映画ではなく、

今年10月末の東京国際映画祭での上映作品&劇場公開作品なんです!( ̄ー ̄) ドヤッ!

 

もう既に自慢のワンツーパンチでお腹いっぱいの読者の皆様、申し訳御座いません。。。

 

 

 

 

 

 

 

ただ残念ながら、自慢はこれだけではないのです!!!

 

 

 

実はこの映画、今、日本で引っ張りだこの有名俳優、

(c) 2018 The Japan Foundation.  All Rights Reserved

長谷川博己さんが主演なんです!( ̄ー ̄) ドヤッ!(2回目)

 

ご存知の方も多いと思いますが、長谷川さんはシン・ゴジラ、セカンドバージン、家政婦のミタなど多くの有名作品に出演されています。

また今年の秋から始まるNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』ではヒロインの夫役、そして2020年大河ドラマ「麒麟がくる」では主演の明智光秀を演じられるなど、まさに今大注目の俳優さんです。

 

そんな今、最も勢いのある俳優さんが主演する作品に、ミャンマーのご当地インフルエンサー(いや、コメディアン)ことTKがひょんなご縁から参加させて頂くことになりました!

 

『はよ、どんな作品か教えろ(`Д´)ノ』との声が聞こえてきそうなので、ここで作品をご紹介。

 

Sponsored Link

碧朱

今回、私が出演した映画は、日本を含むアジアの気鋭監督 3 人が、ひとつのテーマのもとに共同製作するオムニバス映画

『アジア三面鏡2018:Journey』の中の松永大司監督作品『碧朱(へきしゅ)』

その映画に、長谷川博己さん演じる商社マンの部下役で出演させて頂きました。

ちなみにセリフ付きの日本人出演者は長谷川さんの他にTKだけ。( ̄ー ̄) ドヤッ!(3回目)

何故、私が今回出演させて頂けることになったかというと、

実はこの作品、舞台がミャンマー!

しかも、鉄道整備事業に携わるミャンマー駐在の商社マンのなのです!

 

俳優デビューまでの経緯。

まだ私が商社マンとしてミャンマーに駐在していた2017年4月。

会社の先輩から、日本から映画監督がミャンマーに来るんだけど、一緒にご飯食べに行かない?』とお誘いを受けたことから全ては始まりました。

 

映画監督と話す機会なんて滅多にないので面白そう!

と思った私は、行きます!』と返事をし、ヤンゴンのダウンタウンにある中華街で食事をすることになりました。

 

そして、その場にいらっしゃったのが、今回の映画『碧朱』の松永大司監督

 

私の頭の中の映画監督のイメージが”おじさん”だったので、初めて松永監督を見た時は、スラッと背が高くてイケメンなので、映画監督というより俳優さんみたい!という印象でした。(事実、松永監督は映画ウォーターボーイズにも出演されていた元俳優さん。)

先輩と私は、何か映画作りの参考になればと、『ミャンマーの話』『商社の話』等をし、ぜひミャンマーで映画を撮って下さい!と猛アピール。(実はまだその頃、ミャンマーで撮影するかどうかは決まっていなかったのです。)

なので、ミャンマーでの撮影が決まったと聞いた時はとても嬉しかったですね。

 

突然の告白

撮影の準備を行うべく、昨年12月に監督と主要制作スタッフの皆さんがミャンマーを訪問されました。

監督から事前に、『主人公の家の候補として、今、住んでいる家を見せて欲しい。』と頼まれていた先輩と私は、先輩と一緒に自分の部屋を紹介したのですが、実はその時、私は言わなくてはいけない秘密を隠していたのです。

 

そう、それは、2018年1月末で会社を辞めるということ。

そして、会社を辞めれば、この部屋を出ないといけないということ。

 

当時、この話は直属の上長にしかしていなかったので、勿論、先輩は知りませんでした。

ですが、そんなことは知る由もなく、話はドンドン進み、「では高田くんの家を撮影で使わせて下さい。」と監督が一言。

 

もうこれは言わないと駄目だ…と思い、

「すいません。実は私、1月末で退職するので、撮影の3月にはこの家使えないんです。。。」

と突然発表しました。

 

勿論、それを聞いた先輩は(´・ω`・)エッ!?

 

先輩への突然の退職報告になってしまったのですが、他の撮影場所候補として私の新居を提案したところ、そこで撮影しようということになり、結果、我が家で撮影がおこなわれました。

 

我が家での撮影シーン

 

前髪キャッチ!

ロケハンが終わって少し経った頃、監督からメッセージが届きました。

『主人公の部下役を決めるにあたり、高田くんのキャラクターと、ミャンマー語が話せるところが魅力的だなと思い、高田くんが自分の中で候補に入ってるんですが、3月の撮影の時は忙しいですか?

 

なんと!!!

 

実は私、以前、監督に『エキストラでいいので、記念にどこかで出演させて下さいー! ^^』とお願いしていたのですが、まさかセリフ付きの役で出演できるチャンスが来るとは思ってもいませんでした!

 

しかし、驚いている暇はありません。

チャンスの神様には前髪しかないので、チャンスと思ったらすぐに掴むしかないのです!

 

『是非やらせて下さい!』

 

その一言から、今回、映画に出演することになりました\(^o^)/

 

映画撮影

映画の撮影は、今年3月におこなわれました。

今回の映画では、ヒロイン役の女優さん含めミャンマー側の出演者を、撮影直前のオーディションで決めることになっていたので、私は撮影前のオーディションから参加することになりました。

勿論、私自身、オーディションへの参加は初めて。

長谷川さんの役を僕が演じて、候補者1人につき30分ずつオーディションをおこないました。

このオーディションで人生が変わるミャンマー人が出るかもしれないと考えると、こっちが緊張してたのですが、オーディション参加者は意外にもあまり気負いせず、自然体で演技してる人が多かったのが印象的です。

ミャンマー人らしく、素朴で純粋そうな女優さんが多かったですね。

オーディション中は、監督が女優さんの良さを引き出そうと、時に厳しい言葉を掛けたりもしてたんですが、このやり取りが非常に勉強になりました。(自分の演技に活かすのは難しかったですが…)

役者の才能を引き出す術を、間近で勉強させてもらった気がします!

 

Sponsored Link

オーディションも終わり、いざ撮影へ。

今回の映画『碧朱』は、3本合作オムニバス映画の1本ということもあり、『碧朱』自体は約30分の短編映画だったため、5日間という短期間で撮影が行われました。

日本、中国、ミャンマー等から多くのプロのスタッフが集まり、実際の撮影時には最大30~40人くらいクルーが居たのではないかと思います。

作品の細かい内容についてはここでは触れませんが、長谷川さんの部下役ということもあり、いくつかのシーンに出演させて頂きました。

 

一緒にサイカーに乗ったり、

(c) 2018 The Japan Foundation.  All Rights Reserved

 

中華街でお酒飲みながら話したり、

(c) 2018 The Japan Foundation.  All Rights Reserved

 

フェリーに乗ったり、

(c) 2018 The Japan Foundation.  All Rights Reserved

 

色々なシーンで共演させて頂きました。

 

詳細は是非、映画館でお確かめ下さい!

記事最後に上映情報を記載しています。

 

映画撮影に参加して感じたこと

演技って難しい!

今回の撮影にあたり、監督からは『いつもの高田くんのまま、カメラの前に立てばいいよ』と言われたのですが、それが難しいのです!

台本を読みながら、普段の自分の言い回しに変えようとしたのですが、それが上手くできない。

高校まで大阪、大学以降は東京&海外で生活していたことから、私は普段、少しマイルドな大阪弁を話しているのですが、そのマイルド加減をセリフやイントネーションにすると、何が正しいのか分からないのです。

 

『イントネーションはこれで正しいのかな。』

『こんな言い方、普段の自分はするのかな。』

 

色々なことを考えながら、目指すところは自然体

 

不安を抱えながら挑んだ撮影初日。

やはり、自分のシーンの撮影は時間が掛かってしまいました。

 

正直、映画撮影初日の夜は悔し涙が出ました。

何度も自分のシーンを撮り直す中で、なんで上手くできないんだろうと。

 

なので、自分の演技に関しては悔しい思い出が残っていますが、ただ、この年齢になって全く新たなことに挑戦し、悔し涙を流せた経験は自分の人生の糧になったと思います。

なぜなら、悔し涙は、自分はもっとできると思う時にしか流れてこないと思うので。

 

撮影が終わってすぐは、二度と役者をやるのは辞めようと思いましたが、今では機会があれば、また参加したいと思っています。

何か、もっと上手くできそうな気がするので。

 

映画とは団体スポーツ

今回、約2週間、映画の撮影に参加し、映画作りは団体スポーツに似ているなと感じました。

監督を中心に、演技のプロ、映像のプロ、カメラのプロ、照明のプロ、音響のプロ、衣装のプロ、メイクのプロ、データ管理のプロ等、多くのプロが参加し、『良い映画を作る!』という目標に向け、それぞれが持っている力を掛け合わせる姿は、まさに団体スポーツそのもの。

私は今回、時間を見付けてはそれぞれのプロに、

『何でこの分野のプロになろうと思ったのですか?』

『ここまでどういう道程を歩んできたのですか?』

と聞いて回ったのですが、それぞれ一人ひとりが、自分の仕事と役割に誇りを持ちながらお話される姿を見て、

格好いいな。自分もこういうプロになりたい。なろう。

と感じました。

自分の仕事に誇りを持って、それを他人に語れる大人はカッコいいですね。

 

よし、俺、アジアのベンチャー企業経営のプロになる。

撮影後に、松永監督、長谷川さんから貰ったサイン。似顔絵は長谷川さん作。

 

映画上映情報

アジア三面鏡2018:Journey』 主要キャスト解禁!
松永大司監督作品『碧朱』主演:長谷川博己

<日本>

ワールドプレミア上映:第31回東京国際映画祭(2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝))

劇場公開:2018年11月9日(金)~15日(木)、新宿ピカデリー、大阪なんばパークスシネマ、名古屋ミッドランドスクエアシネマにて公開

 

<ミャンマー>

東京国際映画祭での上映の後にミャンマーで公開予定のため、現状詳細はまだ未定です。

もし何か決まりましたら、また改めてブログにて発表します。

 

※東京国際映画祭でのワールドプレミア上映に合わせて私も日本に一時帰国し、作品を映画館で鑑賞しようと思います。

どんな作品になったのかワクワク。是非皆さんも、映画館に足を運んでみて下さい!

 

 


当ブログをお読み頂きありがとうございました。 

お仕事のご依頼やインターンのご相談等あれば、お気軽にご連絡ください。

7 件のコメント

  • 11月9日から大阪なんばパークスシネマにて上映するので、是非見に行って下さい!

  • こんにちは、TKさんのおかげで舞台がミャンマーに決まったんですね! 映画の予告編を見てて凄くミャンマーに行ってみたくなりました。
    長谷川博己さんにビルマ語指導とかもなさったんでしょうか。きっと難しいんですよね…? また中華街ではどんなもの召しあがったんでしょう?
    ハセヒロさんとTKさんのコンビ、すごーくはまってるように見えて楽しみです! 映画公開になったらTKさんにも注目して見させていただきますね!

  • コメント頂きありがとうございます!
    長谷川さんは、ネイティブスピーカーが録音したセリフを聞きながら練習してらしたので、僕からは殆どセリフ指導はしませんでした。
    中華街のシーンでは焼き鳥の串が目の前にありましたが、実際にはお酒を飲んだだけで、特に食べていません。(ちなみに長谷川さんが飲んでるのはノンアルコール。)
    僕もまだ完成作品を見てないので、どういう風に仕上がってるのか分かりませんが、非常に楽しみです^^

  • 上のコメントをした者です、お答えくださりありがとうございました!
    セリフそうだったんですね。長谷川さんはノンアルコールで、TKさんはほんとのお酒召しあがったんですね!
    予告編を見てはここどこだろ~行ってみたいな~と思うのですが、ヤンゴンはまだGoogleストリートビューが入っていない所も多いですし、今後もブログ楽しみにしております。
    TKさんもワールドプレミアのレッドカーペットを歩かれることを願っております!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です