今、これがバズっている!
皆さん、こんにちは。
Htun Khaing International Co.,Ltd.の高田です。
弊社は現在、ミャンマーでデジタルマーケティング・
インフルエンサーマーケティング事業等をおこなっていることから、
ミャンマーのSNS(主にFacebook)上で何が流行っているかをウォッチしています。
ミャンマーでは日本と同じように、企業ページや有名人のアカウントが
“炎上“することがあるのですが、その頻度は日本よりもかなり高く、
週1~2回のペースで炎上事件が発生しています!
一旦、炎上事件が発生すると、ミャンマー人は日本人以上に、
Facebookで投稿シェアを積極的におこなうため、
その記事は瞬く間に数十万人、数百万人へ拡散!
炎上した記事を話のネタに、トレンドに敏感なミャンマーの若者たちは、
学校や職場でワイワイ盛り上がっています。
今日はそんな炎上記事の中でも、ここ1ヶ月で最もバズったのではないかと思われる話題をご紹介。
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見えとるやないか!
Facebookでミャンマー人のお友達何人かと繋がっている人は、
先週、この写真を目にしたのではないでしょうか。
![](http://startup-in-asia.com/wp-content/uploads/2018/07/図1-200x300.png)
もう写真を見ただけで、この記事がバズった理由が分かると思います。
(分からない人はズームしてみて下さい。。。)
そうなんです。見えちゃってるんです!笑
この女性の名前はThinzar Wint Kyaw。
![](http://startup-in-asia.com/wp-content/uploads/2018/07/2560-169x300.png)
彼女のFacebookページには、職業Sexy Actressと書かれていますが、
AV女優ではなく、セクシー路線強めな普通の女優さんです。
(フォロワー数は僕の4倍以上。完敗。。。)
この女優さん、実は昔、ミャンマーで起こったある事件で有名になった人なんです。
流出!
その事件は、2008年頃に起こりました。
当時、彼女はモデルとして活動していたのですが、
世間的にはあまり注目される存在ではありませんでした。
そんなある日、なんと、彼女のセクシーな動画と写真が、流出してしまったのです!
当時のミャンマーでは、Facebookはまだ普及していなかったため、
Facebookで拡散するということはなかったのですが、世の男性達が
DVDに入った彼女のデータをこっそりと購入し楽しんでいたようです。。。
動画と写真の内容から、おそらく芸能関係者が流出させたのではないか
と推測されたのでが、犯人は不明のまま。
ただ、この事件をキッカケに彼女は一躍有名になり、
今では、映画の主演を務めるほどの女優さんになりました!
ミャンマー人の反応は…
さて、今回の写真は、ミャンマーにあるFitnessチェーン、
Balance Fitness3号店のオープニングセレモニー時に撮られたものです。
![](http://startup-in-asia.com/wp-content/uploads/2018/07/図1-1-300x200.png)
そもそもこの衣装、実は2016年にJNQHWH(初耳でした…)から発表された衣装のようで、
スケスケではあるものの、流石に見えない仕様になっていました。
![](http://startup-in-asia.com/wp-content/uploads/2018/07/図1-2-300x300.png)
ただ何を思ったのか、トップもスケスケで登場した彼女は、
何も恥ずかしがることなく、堂々とテレビの取材等を受けていったのです。
(そもそも、このドレス自体、パクって勝手に作ったのではないかとの疑惑もありましたが、
「私は正規品をちゃんと買ったのよ!」と本人は主張。真偽は不明。)
このイベントの様子はその日の夜、すぐにFacebook上で拡散され、
瞬く間にミャンマー中で話題になりました。
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ミャンマー人の反応は
ポジティブ派
・Fitnessジムのオープニングイベントだし、自慢の身体を披露したかったんだろう。
・今のミャンマーは民主主義!服装選択も自由!
↑2番目はズレてる気がしますが、彼女の主張はコレ。。。
ネガティブ派
・ミャンマーの文化に対する冒涜だ!
・子供たちに悪影響だ!
ミャンマー人に聞いたところ、都会住みの若者の場合、
男性はおおよそポジティブ、
女性は半々で意見が分かれているようです。
一方で、年配者と地方在住者は、ほとんどがネガティブな反応のようなので、
ミャンマーの都心の若者は、田舎の人や、年配者に比べて、
リベラル思考が進んでいるように感じました。
便乗、ワッショイ!
その後どうなったのかと言うと、彼女は、自分を応援してくれる人の投稿を
自分のページでシェアするなど、悪びれる様子もなく堂々としていました。
![](http://startup-in-asia.com/wp-content/uploads/2018/07/IMG_20180720_212300-1-188x300.jpg)
また企業の中にはこのブームに乗ってしまえ!と、
考える企業まで登場!
![](http://startup-in-asia.com/wp-content/uploads/2018/07/1579-205x300.png)
彼女の胸の部分にロゴをあしらったこのページをシェアしたら、
恵まれない子供たちにお水を寄付するという
酷い便乗商法を展開していました。
個人的には、この便乗商法は読者の反感を買って、
二次災害(炎上)に繋がるかなと思ったのですが、
この投稿に対しては炎上はなし。
非常に不思議ですね。
改めてミャンマーでのFacebook運用の難しさを痛感しました。
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